アストロスケール・吉田晃さん

SPECIAL
INTERVIEW

すみだとわたし
アストロスケール・吉田晃さん

アストロスケール

吉田晃さん

Q1.(すみだで)どんなお仕事・活動をされていますか?
アストロスケールという会社で、軌道上サービスに取り組んでいます。軌道上サービスって、ご存知ですか?今、人工衛星が約9000機ぐらい宇宙の軌道上に動いていて、通信、災害の予防、GPSなどで使われています。その数がどんどん増えていて、このまま増え続けていきます。また、使われなくなったロケットや役目を終えた人工衛星などもあり、このまま放っておくと衝突事故が起こりかねないという事態になっています。その事故を未然に防ぐ宇宙のロードサービスのようなものに取り組んでいる会社です。
Q2.どうして・どんな経緯ですみだでお仕事・活動をされているのですか?
2010年ぐらいに江東区の方に住んでいまして、すみだも実は馴染みのあるエリアでした。
アストロスケールは入社して1年半ぐらいなんですけれども、割と以前住んでいたということもあってエリアのイメージがついていました。
私は、新卒でパルコに入りまして、その後、マーケティング畑でずっとファッション、エンターテイメントと関わり、仕事では宇宙に近いところにいなかったんですね。
ただ、筑波の近くで小・中学校と過ごしまして、科学万博があった世代なので、科学、宇宙みたいなところに馴染みがあったのと、
叔父がJAXAの前身のNASDAに勤めていたこともあり、宇宙がそんなに遠くない環境ではありました。
そんななか、アストロスケールの事業を知る機会があり、かつ、日本ではめずらしい「宇宙のマーケティング職」というキラーワードにワクワクし、
縁があってこちらで働くことになりました。
Q2
Q3.すみだの魅力<人・モノ・場所など>を語ってください!
水が豊かというところです。働くところも住むところも、水辺って結構好きで、私自身今住んでるのは湘南の方なんですね。
10年前は江東区に住んでいましたし、その前はオーストラリアのゴールドコーストという、運河と海しかないようなところに住んでいました。
商業面で言うと、墨田区は、東京にありながら地方都市みたいな感覚があります。
ものづくりという点で一つひとつの企業キャラクターが立っていて、その企業同士のコラボレーションが生まれやすい土壌を感じます。
私自身の経験でいうと、パルコの時の名古屋や広島に赴任してる時に感じたローカルでのコラボレーションのしやすさがあり、魅力的な町です。
Q3
Q4.すみだが5年後どんな街になっていくと良いと思いますか?
まずは、5周年おめでとうございます。実は、弊社も10周年を昨年迎えまして、 やっぱり周年っていいなと思いますね。これまでもプロモーションをずっとやってきたので、節目節目で振り返りと、向こう5年・10年ということを考えるいい機会かなと思っています。
錦糸町は、昔から国際色がある意味豊かかなと思うんですが、立地で考えると羽田も成田も東京駅も近くてインバウンドの需要がありそうなので、他の国際都市みたいに世界中の方々が今以上に訪れる近い未来を想像しますね。

アストロスケールのことでいうと、5年後は2030年近くになりますが、宇宙のロードサービスとも言えるこの軌道上サービスをルーティン化していきたい。ルーティン化というのは、もう普通に高速道路のロードサービスみたいに、あって当然のものっていうような状況を宇宙の軌道上で実現したいという目標を持っています。そうなると、相当な数の人工衛星をここ墨田区の工場から、錦糸町パルコの横を通って出荷しているというようなイメージが浮かびます。そういう5年後を迎えられていたらいいなと思います。
PROFILE

吉田晃

2022年8月に株式会社アストロスケールのマーケティング&コミュニケーション ディレクターに就任。認知/ブランドイメージ向上のためのマーケティングコミュニケーション全域を統括する。
アストロスケール入社以前は、20年にわたりブランドマーケティングのスペシャリストとしてエンタテインメント、ファッション、商業不動産の分野で企業価値向上に貢献する。株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントでは有料放送チャンネル AXNとAXNミステリーのブランディングをリード。また株式会社パルコでファッションビルのブランディングに貢献した。